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『ジープだから悪路も雪道も平気でしょ?』と思って、グランドチェロキーを候補に入れている方も多いですよね。
結論から言うと、日本仕様のWL型はすべて4WDで、雪道やキャンプ場の未舗装路ならまず困らない走破性があります。ただ、ボディはラダーフレームではなくモノコックで、岩場を本格的に攻める車というより、舗装路の快適さと悪路の強さを両立させた車です。
この記事では、駆動方式・ボディ構造・渡河や牽引の確かめ方を、中古で選ぶ目線で見ていきます。
グランドチェロキーの駆動方式は?
WL型の日本仕様は、3列のL(3.6L V6)、2列のLimited(2.0Lターボ)、4xe(PHEV)のどれも8速ATの4WDです(価格.com諸元・プレスリリース)。2WDのグレードはありません。
まずはモデルごとの駆動方式と、走りに関わる数字を並べておきますね。
| モデル(WL型) | エンジン | 駆動方式 | 車両重量 | タイヤサイズ |
|---|---|---|---|---|
| 2列 Limited | 2.0L直4ターボ 272PS | 4WD・8速AT | 2,070kg | 265/60R18 |
| 2列 Limited 4xe | 2.0Lターボ+モーター2基 | 4WD・8速AT | 2,410kg | 265/60R18 |
| 2列 Summit Reserve 4xe | 2.0Lターボ+モーター2基 | 4WD・8速AT | 2,510kg | 275/45R21 |
| L Limited(3列) | 3.6L V6 286PS | 4WD・8速AT | 2,170kg | 265/60R18 |
4WDシステムの名前は、グレードや年式で違います。例えばFinal Edition(2025年3月発売・Limitedベース)は「クォドラトラックI 4×4システム」と紹介されています(媒体)。
中古で見る時に、どの4WDシステムが付いているかは個体ごとに確かめるのが確実です。車検証や販売店の装備表、取扱説明書で見てみてください。

モノコックとラダーフレームは何が違う?
『ジープなのにラダーフレームじゃないの?』と驚く方もいるかもしれません。実は、グランドチェロキーは初代のZJから、ボディと骨格が一体になったモノコック構造なんです。
同じジープでも、ラングラーは頑丈なはしご形の骨格(ラダーフレーム)にボディを載せる作りです。ここが2台の性格を分けている一番大きなところですね。
- ボディが軽くしっかりしていて、舗装路の乗り心地が良い
- 高速道路での直進の安定感を出しやすい
- 車内が静かに作りやすい
- 骨格が重く、乗り心地は硬めになりやすい
- 岩場などで車体がねじれる力に強い
- 下回りをぶつけても修理しやすいと言われる

モノコックでも悪路に弱いわけではない
『モノコックだと、悪路ではすぐ壊れそう』と心配になる方もいますよね。実は、そこまで心配しなくて大丈夫です。
グランドチェロキーは、4WDと大きめのタイヤで、砂利道や雪道、キャンプ場の坂道くらいなら普通にこなせる作りです。気をつけたいのは、大きな岩を乗り越えるような、車体に強いねじれがかかる走り方です。
どちらが上という話ではなく、使い方の違いです。毎日の通勤や高速の長距離が中心で、たまに雪道やキャンプ場に行く使い方なら、モノコックのグランドチェロキーのほうが合っている方が多いはずです。
一方で、岩場や深い轍を走るクロカン遊びが主役なら、ラングラーのような車のほうが向いています。2台の違いはグランドチェロキーとラングラーの違いで詳しく比べています。
渡河性能や水深はどれくらい?
『川を渡れるって本当?どのくらいの深さまで?』と気になりますよね。
ここは正直にお伝えしておきます。WL型の渡河水深(どれくらいの深さの水を走れるか)の日本公式値は、この記事の確認時点で見つけられていません。最低地上高の日本公式値も同じです。
海外の資料には数字が載っていることがありますが、仕様やタイヤ、サスペンションの違いで日本仕様と同じとは限りません。
冠水した道路は、見た目より深いことがあります。カタログの渡河性能は、条件をそろえた試験での目安です。冠水路に入らないのが一番の安全策で、エンジンや電気系統が水をかぶると修理費が大きくなります。
特に4xeは、床下にリチウムイオン電池(30th記念車資料で14.87kWh)を積んでいます。水や下回りのダメージには、ガソリン車以上に気をつけたいところです。
最低地上高が気になる時の確かめ方
車高を上げ下げできるエアサスペンション(クォドラリフト)は、L Limitedには付いていません(webCG)。ほかのグレードでの有無は年式・グレードで違うので、装備表で確かめてみてください。
エアサスの仕組みや故障した時の費用は、エアサスの故障と交換費用で見られます。
牽引能力はどう確かめる?
キャンピングトレーラーやボートを引きたい、という方もいますよね。
牽引能力についても、日本仕様の公式値はこの記事では確かめきれていません。米国仕様の数字はエンジンや装備で違うので、そのまま日本仕様に当てはめないほうが安全です。
日本でトレーラーを引くには、車の性能とは別に手続きや免許の話が出てきます。
- 引きたいトレーラーの総重量を確かめる
- 販売店や専門店で、その車で引ける重さを確かめる
- ヒッチメンバーを取り付け、必要な登録手続きを済ませる
- トレーラーの重さによっては、けん引免許を取る
- 慣れた場所で、バックや車庫入れを練習する
総重量750kgを超えるトレーラーを引くには、けん引免許が必要です。ヒッチメンバーの選び方は、ルーフキャリア・ヒッチメンバーの選び方にまとめています。
雪道は得意?
『雪国に住んでいるけど、冬も安心して乗れる?』という方も多いはずです。
4WDで、重さもあり、タイヤも大きいグランドチェロキーは、雪道で頼りになる車です。ただ、雪道で一番効くのは4WDよりタイヤなんです。
4WDは発進や登り坂で力を出してくれますが、止まる・曲がる力はタイヤの性能で決まります。車両重量が2トンを超えるので、止まるまでの距離は軽い車より長くなりがちです。
| 準備すること | 中身 | 見ておきたい点 |
|---|---|---|
| スタッドレスタイヤ | 18インチは265/60R18、21インチは275/45R21 | インチダウンできるかは販売店で確かめる |
| 車幅の感覚 | 全幅1,980mm | 雪で狭くなった道ですれ違いに注意 |
| 重さ | 2,070kg〜2,510kg | ブレーキは早めに、ゆっくり踏む |
| 車庫まわり | 屋根の雪や除雪スペース | 大きい車の分、雪かきの範囲も広い |
例えばこんな会話になりがちです。
「4WDだから大丈夫だよ」
「でも、止まるのはタイヤ次第だよね」
4xeで雪道を走る時に気をつけたいこと
4xeは車両重量が2,410kg(Summit Reserve 4xeは2,510kg)と、ガソリンの2列 Limitedより340kg以上重くなります。重さがあるぶん安定感はありますが、止まるまでの距離はさらに伸びやすいんです。
寒い時期は電池の性能が落ちやすく、EV走行の距離はカタログの最長53km(WLTC)より短くなることがあります。冬に遠出する時は、EV走行の残りに頼りすぎない計画にしておきましょう。
『じゃあ雪国なら4xeはやめたほうがいい?』と思う方もいるかもしれません。
ただ、短い距離の移動が中心なら、静かに走れる良さは冬でも変わりません。使い方で決めてみてください。
スタッドレスの値段や選び方は、タイヤサイズと交換費用・スタッドレスで見られます。雪道で狭い道に入る時は全幅1,980mmが効いてくるので、駐車場と車幅の注意点もあわせて見てみてください。

歴代モデルで走破性はどう違う?
中古でグランドチェロキーを探すと、WL型のほかにWK2(日本2011年3月発売)も候補に入りますよね。
WK2には、トレイルホークという名前のとおり悪路を意識したグレードがありました。一方で、SRT8やトラックホークは舗装路の速さを狙った大排気量V8のモデルです。
- 4WDシステムの名前を装備表で確かめる
- エアサス付きかどうかを確かめる
- 下回りに大きな傷やサビがないか見てもらう
- 社外のリフトアップやタイヤ交換の有無を確かめる
- 点検記録簿で足回りの整備歴を見る
点検の時に、リフトに上げて下回りを見せてもらえるか聞いてみるのもおすすめです。雪国で使われていた車は、融雪剤でサビが進んでいることもあります。
前のオーナーがオフロードで使っていた車は、下回りに跡が残っていることがあります。リフトアップ車の注意点はカスタムの定番にまとめています。
世代ごとの違いは歴代モデル一覧で見分け方から確かめられます。
走破性で選ぶなら、どのグランドチェロキー?
最後に、使い方ごとの選び方をまとめておきますね。
| 使い方 | 向いているモデル | 理由 |
|---|---|---|
| 雪国の毎日の足 | 2列 Limited(2.0Lターボ) | 4WDで重さも2,070kgと抑えめ、18インチでタイヤ代も抑えやすい |
| 家族でキャンプや雪山 | L Limited(3列) | 4WD・7人乗りで荷物も積める |
| 静かに走りたい・短距離が多い | Limited 4xe | EV走行最長53km(WLTC)。ただし重さ2,410kg |
| 林道や悪路の遊び | WK2トレイルホークなど | 悪路を意識したグレード。状態の見極めは慎重に |
『結局どれも4WDなら、何を選んでも同じ?』と思う方もいるかもしれません。ただ、重さとタイヤサイズで雪道の扱いやすさや維持費が変わってきます。
サイズで迷っている方は、グランドチェロキーのサイズ一覧で全長や重さも比べてみてください。中古・在庫車をどう安く買うかは、グランドチェロキーを安く買う方法で詳しく見られます。
よくある質問
グランドチェロキーの駆動方式は何ですか?
WL型の日本仕様は、L(3.6L V6)、2列 Limited(2.0Lターボ)、4xe(PHEV)のすべてが8速ATの4WDです。2WDのグレードはありません。
グランドチェロキーはモノコックですか?ラダーフレームですか?
グランドチェロキーはモノコック構造です。ラダーフレームを使うのは同じジープのラングラーで、舗装路の快適さはグランドチェロキー、岩場の強さはラングラーが得意です。
渡河性能や水深は何cmですか?
WL型の渡河水深の日本公式値は、この記事では確認できていません。冠水路には入らないのが安全で、特に床下に電池を積む4xeは水や下回りのダメージに気をつけたいところです。
牽引能力はどれくらいですか?
日本仕様の公式値はこの記事では確かめきれていません。引けるトレーラーの重さは販売店で確かめ、総重量750kgを超えるトレーラーならけん引免許も必要です。
雪道は4WDなら安心ですか?
発進や登り坂では4WDが効きますが、止まる・曲がる力はタイヤで決まります。スタッドレスを履き、2トンを超える重さを意識して早めにブレーキをかけましょう。
まとめ
- WL型の日本仕様はL・2列・4xeともすべて8速ATの4WD
- ボディはモノコックで、ラダーフレームのラングラーとは性格が違う
- 渡河水深・最低地上高・牽引能力の日本公式値は未確認なので、販売店で確かめる
- 雪道はタイヤが主役で、2トン超の重さを意識した運転が大事
- 中古は4WDシステム・エアサス・下回りの状態を個体ごとに見る





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