当サイトの記事は編集部がメーカー公式情報などの公開情報をもとに独自に調査・執筆しています。記事内にはアフィリエイト広告を含む場合があります。
ジープ グランドチェロキーが気になっていても、『ジープって、ゴツゴツして揺れるんじゃないの?』と心配になりますよね。
結論から言うと、グランドチェロキーはジープの中でも乗用車寄りのしっとりした乗り味です。ただ、どのモデルを選ぶか、どのタイヤを履いているかで印象がかなり変わります。
この記事では、乗り心地に効く数字を並べて、試乗や中古選びでどこを見ればいいかをお伝えします。
グランドチェロキーの乗り心地は硬い?柔らかい?
グランドチェロキーはモノコックボディのSUVで、ラダーフレームのラングラーより揺れが少なめです。重い車体と長いホイールベースのおかげで、高速道路ではどっしり落ち着いた乗り味になりやすいです。
ジープと聞くと、悪路をガンガン走る硬い車を想像する方も多いはずです。
実はグランドチェロキーは、ジープの中では「上級の街乗りSUV」という立ち位置なんです。トラックのような骨格のラングラーとは、作りからして違います。
フレームの違いが走りにどう出るかはグランドチェロキーの走破性でくわしく見られます。
例えばこんな会話になりがちです。
「ジープなのに、思ったより揺れないね」
「同じジープでもラングラーとは別物なんですよ」
もちろん、国産の高級セダンのようなふわふわ感とは違います。路面の段差は「トン」と一発で収める、少し締まった感触だと思っておくとイメージに近いです。
乗り心地に効く数字をモデル別に比べると?
『2列とL、どっちが乗り心地いいの?』と迷っている方もいるはずです。
乗り心地は感覚の話ですが、効いてくる数字はあります。車両重量、ホイールベース、タイヤの厚みの3つです。
WL型(日本仕様の最終世代)で並べてみますね。数値は価格.com諸元・webCGの日本仕様の値です。
| モデル(WL型) | 車両重量 | ホイールベース | タイヤサイズ | 最小回転半径 |
|---|---|---|---|---|
| 2列 Limited(2.0Lターボ) | 2,070kg | 2,965mm | 265/60R18 | 6.0m |
| 2列 Limited 4xe | 2,410kg | 2,965mm | 265/60R18 | 6.0m |
| 2列 Summit Reserve 4xe | 2,510kg | 2,965mm | 275/45R21 | 6.0m |
| L Limited(3列・3.6L V6) | 2,170kg | 3,090mm | 265/60R18 | 6.3m |

ホイールベースが長いほど、前後の揺れ(ピッチング)はゆったりになりやすいんです。Lは2列より125mm長い3,090mmなので、高速の継ぎ目を越えた時の揺れ返しが穏やかに感じやすいです。
車重が重いほど、小さな凸凹では車体がぶれにくくなります。4xeは2列ガソリン車より300kg以上重く、どっしり感はいちばん出やすいモデルです。
2列とL、どっちを選ぶと快適?
例えばこんな会話になりがちです。
「高速で遠出が多いんですが、2列とLならどっちが楽ですか?」
「揺れの穏やかさならL、街中の取り回しなら2列が楽に感じやすいですね」
Lは長い分だけ、狭い路地のカーブや駐車ではハンドルを切る回数が増えます。最小回転半径はLが6.3m、2列が6.0mです。
乗り心地は良くても、毎日の運転で疲れてしまっては本末転倒ですよね。普段どんな道を走るかで選んでみてください。2列とLの違いはグランドチェロキーLとはでくわしく比べています。
同じ数字でも、サスペンションの設定やタイヤの銘柄で乗り味は変わります。最終的には試乗して確かめるのがいちばんです。
タイヤの厚みで乗り心地はどれくらい変わる?
ここが大事なところです。同じグランドチェロキーでも、18インチと21インチでは「当たりの柔らかさ」がはっきり違います。
タイヤの側面(サイドウォール)の高さは、幅に扁平率をかけると出せます。計算するとこうなります。
| タイヤサイズ | 主な装着モデル(WL型) | 側面の高さ(計算値) |
|---|---|---|
| 265/60R18 | 2列 Limited・Limited 4xe・L Limited | 約159mm |
| 275/45R21 | 2列 Summit Reserve 4xe | 約124mm |
側面が厚いほど、タイヤ自体がクッションになって段差の角を丸めてくれます。18インチは約159mm、21インチは約124mmなので、差は3cm以上あるんです。
『見た目は21インチのほうがかっこいいけど…』と思いますよね。
ただ、21インチは路面の細かい凸凹を拾いやすく、ロードノイズも出やすい傾向があります。見た目と乗り心地のどちらを優先するかで選ぶ形です。
- 履いているサイズが純正どおりか(インチアップされていないか)
- 溝が減ってゴムが硬くなっていないか
- 製造年(側面の4桁の数字)が古すぎないか
- 銘柄がオールテレーン系かどうか(ブロックが大きいとうるさくなりやすい)
冬のスタッドレスタイヤで乗り味は変わる?
『冬だけスタッドレスに替えると、乗り心地はどうなるの?』という方もいますよね。
スタッドレスはゴムが柔らかいので、当たりはやや優しくなることがあります。そのかわり、ふらつき感や「ゴー」という音は増えやすいです。
21インチの車は、冬だけ18インチのホイールにスタッドレスを組む人もいます。ただ、ブレーキとの干渉があるので、履けるかどうかは店で確かめてもらいましょう。サイズ選びはグランドチェロキーのタイヤサイズと交換費用が参考になります。
ホイールやタイヤを変えたい場合の注意点はグランドチェロキーのホイールサイズとインチアップにまとめています。
静かさは?ロードノイズが気になる場面
『高級SUVなんだから、車内は静かなはず』という期待もありますよね。
結論から言うと、街中や高速の巡航ではかなり静かな部類です。気になる声が出やすいのは、荒れたアスファルトや、タイヤが傷んできた時なんです。
ロードノイズが大きく感じる原因は、だいたい次のどれかです。
- タイヤの摩耗や劣化でゴムが硬くなっている
- オールテレーンタイヤやインチアップした大径タイヤを履いている
- 空気圧が指定より高い
- 速度に比例して「ゴー」「ウォーン」と唸る(ハブベアリングの可能性)
- 段差で「コトコト」と下回りから音がする(足回りのブッシュ類)
- 片側だけ音が大きい

速度と一緒に音程が上がる唸り音は、タイヤではなくハブベアリングが原因のこともあります。交換費用の目安はグランドチェロキーの部品交換費用で見られます。
エンジン音の静かさは、パワートレインで違いが出ます。4xeは近所の移動ならモーターだけで走れる場面があり、EV走行は最長53km(WLTC)です。その間はエンジン音がしないので、静かさ重視の方には向いています。
エアサスがあると乗り心地は良くなる?
『エアサス付きのほうが快適って聞いたけど本当?』という方もいますよね。
エアサスペンション(クォドラリフト)は、車高を上げ下げできる足回りです。高速で車高を下げて安定させたり、悪路で上げたりできます。
ただ、WL型のL Limitedにはエアサスは付いていません(webCG)。2列の各グレードの設定は年式で異なるので、中古で探す時は車両ごとに確認しておきましょう。
エアサスは年数がたつと、エア漏れやコンプレッサーの不調が出ることがあります。止めておくと片側だけ車高が下がる、警告が出る、といった症状があれば修理が必要です。
乗り心地の良さだけで「エアサス付きが正解」とは言い切れないんです。維持費とのバランスで考えるのがおすすめです。故障の症状と費用はグランドチェロキーのエアサス故障と交換費用にまとめています。
WK2の中古の乗り心地は?
WL型より一つ前のWK2(日本発売2011年3月)は、今は中古で選びやすい世代ですよね。
WK2は年式の幅が広く、2013年の大幅改良で8速ATになりました。変速のなめらかさも乗り心地の一部なので、前期と後期で印象が違うことがあります。
ただ、年数がたっている分、足回りのゴム部品やショックアブソーバーの状態で差が出やすいです。年式より、その車がどう手入れされてきたかを見てみてください。
3列目や後席の乗り心地はどう?
運転席は快適でも、家族は後ろに座りますよね。
Lの3列目は、2列目より後ろ、つまり後輪の真上に近い位置に座ります。そのため段差の突き上げは、前の席より感じやすいです。
ここはどの3列SUVでも同じ傾向です。3列目は「短い距離なら大人も座れる席」くらいに考えておくと、がっかりしにくいですよ。
- 運転する人以外が2列目・3列目に座る
- 段差や踏切がある道を、普段の速度で通ってもらう
- 高速道路(またはバイパス)で揺れ返しを感じるか聞く
- 車酔いしやすい人がいれば、その人に3列目へ座ってもらう
後ろの席で酔いにくくするコツ
後ろの席の人が酔いやすい時は、運転の仕方でもかなり変わるんです。
- ブレーキは早めに、じわっと踏み始める
- カーブの手前でしっかり減速しておく
- 3列目に座る人には、前方が見える位置を選んでもらう
- 長距離は1〜2時間ごとに休憩を入れる
後席の広さそのものはグランドチェロキーの後部座席の広さと座り心地で比べられます。
中古で乗り心地を悪くしないための見方
グランドチェロキーは日本での新車販売がすでに終わっています。2025年3月15日発売の限定車Final Editionが日本最終モデルなので、これから乗るならほとんどが中古です。
中古は前のオーナーの使い方で乗り心地が変わります。『試乗した個体が硬かったら、全部そうなの?』と不安になりますよね。
実は、乗り心地の悪さはタイヤや足回りの消耗が原因のことも多いんです。
- 段差のあとに揺れが2回、3回と続かないか(ショックアブソーバーの抜け)
- まっすぐ走っていてハンドルが取られないか
- 速度に合わせて唸り音が大きくならないか
- 車高が左右で違っていないか(エアサス車)
- リフトアップや大径タイヤに替えていないか
リフトアップしてオフロードタイヤを履いた車は、見た目は迫力があります。ただ、純正状態より揺れやノイズは増えやすいです。乗り心地重視なら、純正に近い車を選んでみてください。
車の大きさが自分の生活に合うかは、乗り心地とあわせて確かめたいところです。全長や全幅はグランドチェロキーのサイズ一覧、駐車場の注意点はグランドチェロキーは駐車場・洗車機に入る?で確認できます。
中古の買い方や価格交渉のコツは、グランドチェロキーを安く買うにはでまとめています。
よくある質問
グランドチェロキーの乗り心地はラングラーと比べてどうですか?
グランドチェロキーはモノコックボディで、ラダーフレームのラングラーより揺れが少なく、乗用車に近い乗り味です。悪路での頑丈さより、舗装路の快適さを重視した作りです。
2列とL(3列)で乗り心地は違いますか?
LはホイールベースがWL型の2列より125mm長い3,090mmで、高速での揺れ返しが穏やかに感じやすいです。一方で最小回転半径は6.3mと大きくなります。
21インチのSummit Reserve 4xeは乗り心地が硬いですか?
275/45R21はタイヤの側面が約124mmと、18インチ(約159mm)より薄いので、細かい凸凹を拾いやすい傾向です。試乗で18インチ車と乗り比べるのがおすすめです。
ロードノイズがうるさい時はどうすればいいですか?
まずタイヤの摩耗・製造年・空気圧を確かめてみてください。速度に合わせて唸る音が大きくなる場合はハブベアリングの可能性もあるので、整備工場で点検してもらいましょう。
静かさを重視するならどのモデルがいいですか?
4xeはEV走行(最長53km・WLTC)の間はエンジン音がしないので、静かさを重視する方に向いています。ただし中古は電池や充電まわりの確認が必要です。
まとめ
- グランドチェロキーはモノコックボディで、ジープの中では乗用車寄りの乗り味
- Lはホイールベース3,090mmで揺れ返しが穏やか、4xeは重さでどっしり
- 18インチ(側面約159mm)は21インチ(約124mm)より当たりが柔らかい
- ロードノイズはまずタイヤを疑い、唸り音はハブベアリングも点検
- 中古は足回りの消耗と改造の有無で乗り心地が変わる





コメント