グランドチェロキーを並行輸入で買う|左ハンドル・V8の注意点

港近くの駐車場に停まる左ハンドルのグランドチェロキー

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『日本仕様じゃなくて、アメリカ仕様のグランドチェロキーに乗りたい』と考えている方もいますよね。

結論から言うと、並行輸入車なら左ハンドルの米国仕様や、日本の正規ラインアップに無い仕様を選べます。ただ、保証や部品、整備先の確保まで考えてから決めた方が安心です。

この記事では、正規輸入車との違いと、V8や米国新型を選ぶ時の注意点が分かります。

目次

日本でグランドチェロキーを手に入れる方法は2つある

グランドチェロキーは、入ってくる道で「正規輸入車」と「並行輸入車」に分かれます。

正規輸入車は、Stellantisジャパン(旧FCAジャパン、旧クライスラー日本)が日本向けに輸入し、ジープ正規ディーラーで売られてきた車です。

並行輸入車は、それ以外のルートで海外から個別に輸入された車のことです。

項目正規輸入車並行輸入車
輸入元Stellantisジャパン並行輸入業者・専門店
ハンドル位置WL型日本仕様は右ハンドル米国仕様は左ハンドル
選べる仕様日本向けに用意されたグレード米国などで売られている仕様
メーカー保証・点検正規ディーラーで受けられる対象外になることがある
主な購入先正規ディーラー、認定中古車、一般中古車店並行輸入車専門店、アメ車専門店
先に結論

「欲しい仕様が正規輸入に無い」なら並行輸入を考える価値があります。「グランドチェロキーに乗りたい」だけなら、正規輸入の中古車の方が整備や部品の面で安心です。

日本での新車販売はすでに終わっていて、2025年3月15日発売のFinal Edition(100台)が日本最終モデルです。

なので、いま正規輸入のグランドチェロキーを探すなら、中古車か販売店に残っている在庫車が中心になります。いまの買い方の全体像はグランドチェロキーを安く買う方法でまとめています。

右ハンドルと左ハンドル、どちらを選ぶ?

WL型の日本仕様(L・2列・4xe)は右ハンドルです(価格.com諸元・プレスリリース)。

一方、並行輸入の米国仕様は左ハンドルになります。

『左ハンドルの方がアメ車らしくてかっこいい』という気持ちも分かります。ただ、日本の道で毎日乗るなら、使い勝手の差は知っておきたいところです。

左ハンドルのいいところ
  • 本国仕様そのままの雰囲気を楽しめる
  • 日本に入っていない仕様を選べることがある
左ハンドルで気になりやすいところ
  • 駐車券の発券機や料金所で手が届きにくい
  • 右折時や追い越し時に前が見えにくい場面がある

全幅は1,980mmあるので、ハンドル位置に関係なく狭い道や駐車場では気をつかいます。

例えばこんな場面です。

「コインパーキングの発券機、毎回ドアを開けて降りてるんだよね」

「最初だけだよ。慣れたら気にならなくなったけど、ドライブスルーはいまだに苦手」

なお、WK2以前の世代は年式によってハンドル位置が違う可能性があります。中古で探す場合は、車検証と現車で確かめてみてください。

右ハンドルの日本仕様を選ぶメリット

左ハンドルに憧れがあっても、最終的に右ハンドルの日本仕様を選ぶ方もいます。

右ハンドルなら、日本の道路や駐車場の設備に合わせて乗れるのが大きいです。

家族も運転するなら、ハンドル位置に慣れる手間がないのも助かりますよね。

WL型の日本仕様は、L(3列・3.6L V6)と2列(2.0Lターボ・4xe)のどちらも右ハンドルです。中古で探す場合も、正規輸入車なら右ハンドルを選べます。

V8・HEMIエンジンのグランドチェロキーを探すなら

グランドチェロキーのV8というと、HEMI(ヘミ)エンジンを思い浮かべる方も多いはずです。

実は、V8搭載車は過去に日本でも正規販売されていました。

世代主なV8(発表資料・媒体。日本仕様の設定は年式で異なる)
WJ(1999年〜)4.7L V8
WK(日本2005年7月発売)4.7L V8、5.7L V8、SRT8の6.1L V8
WK2(日本2011年3月発売)5.7L V8 HEMI、SRT8の6.4L V8、トラックホークの6.2L V8スーパーチャージャー

なので、V8が欲しいから並行輸入しかない、ということではないんです。

WK2のV8搭載車なら、正規輸入の中古車として見つかることもあります。「サミット」などのグレードとV8の組み合わせは年式で違うので、車検証の型式や原動機の欄で確かめるのが確実です。

V8の燃費について

V8の燃費は年式やエンジンで違い、この記事では数値を出しません。参考までに、WL型L(3.6L V6)のWLTCモード燃費は7.7km/Lです(webCG)。V8はこれより燃料を使う前提で、維持費を考えておくと安心です。

SRT8やトラックホークの性能や中古の注意点は、グランドチェロキーSRT8・トラックホークとはでくわしく解説しています。エンジンごとの違いはグランドチェロキーのエンジンとスペックが参考になります。

正規輸入と並行輸入のグランドチェロキーの違いを比べた図解

『V8は燃費が心配だけど、あの音と加速はやっぱり魅力』という方も多いはずです。

選ぶなら、燃料代と税金が上がる分を、毎月の予算にあらかじめ入れておきましょう。年間の維持費はグランドチェロキーの維持費で確認できます。

V8は自動車税も高くなる

排気量が大きい分、毎年の自動車税も上がります。

2019年9月以前に登録された車の税額(旧税率)で比べると、こうなります。

排気量自動車税(年額・2019年9月以前登録)
2.0L39,500円
3.6L66,500円
5.7L88,000円
6.2L・6.4L111,000円

初度登録から13年を超えたガソリン車は、おおむね15%重くなります。年式によって税額が変わるので、正確な金額は納税通知書や販売店で確認してみてください。くわしくはグランドチェロキーの自動車税と重量税で解説しています。

米国の新型グランドチェロキーは並行輸入で買える?

米国では2026年モデル以降の改良型が発表されています。

ただ、日本への導入は2026年10月時点で公式発表がありません。日本で再び正規販売されるかどうかは分からない、というのが今の状況です。

『新型を待つか、並行輸入で買うか』と迷う方もいますよね。

並行輸入なら、左ハンドルの米国仕様を買える可能性はあります。ただし、日本で登録するには日本の保安基準に合わせる作業が必要になることがあります。

新型を並行輸入する前に

登録までの期間と費用、登録後に点検や修理を受けられる店があるかを、購入前に販売店へ確認しておきましょう。新しいモデルほど、日本で部品や診断の情報が手に入りにくいことがあります。

新型の情報と再導入の可能性はグランドチェロキーの新型は日本に来る?でまとめています。

並行輸入車を選ぶ前に確認したいこと

並行輸入車は、同じ車でも「どこから・どう入ってきたか」で状態が変わります。

ここが大事なところです。車そのものより、売っているお店の対応力で満足度が変わりやすいんです。

購入前のチェックリスト
  • 輸入元の国と、日本での初度登録年月を確認する
  • 走行距離の単位(マイル表示かキロ表示か)と、表示の換算を確認する
  • 販売店独自の保証があるか、期間と範囲を確認する
  • 部品の取り寄せ先と、かかる日数の目安を聞いておく
  • 購入後の点検・車検をどこで受けるかを決めておく
  • 指定燃料を給油口と取扱説明書で確認する

燃料の種類は年式やエンジンで違います。燃料の確かめ方はグランドチェロキーの燃料の確認方法で解説しています。

例えばこんなやり取りを、お店で一度してみてください。

「この車、壊れたらどこで直してもらえますか」

「うちの工場で見ます。部品は米国から取り寄せになるので、物によっては数週間みてください」

ここで答えがはっきりしないお店は、少し慎重になった方がいいかもしれません。

お店選びの考え方はグランドチェロキーはどこで買う?専門店とディーラーの違いにまとめています。

マイル表示の走行距離に気をつける

米国仕様のメーターは、走行距離がマイルで表示されていることがあります。

1マイルはおよそ1.6kmなので、同じ数字でもキロに直すと距離が大きく変わるんです。

メーターの表示キロに直した目安
30,000マイル約48,000km
50,000マイル約80,000km
70,000マイル約113,000km

『走行3万でこの値段なら安い』と思ったら、マイル表示だった、ということも。

広告や見積もりに書かれた走行距離がどちらの単位か、現車のメーターと合わせて確かめてみてください。

登録までの期間と費用も見ておく

これから海外から取り寄せる車の場合、日本でナンバーが付くまでに時間がかかることがあります。

輸送、通関、日本の保安基準に合わせる作業、検査と、いくつもの手順を通るからです。

『来月には乗りたい』と思っていても、思ったより先になることも。

すでに日本で登録済みの並行輸入車なら、この手間はかかりません。急ぎの方は、国内にある登録済みの車から探してみるのも1つの方法です。

輸入や登録にかかる費用が見積もりのどこに入っているかも、契約前に聞いておきましょう。

正規輸入の中古と比べると、どっちがいい?

最後に、正規輸入の中古車と並行輸入車を並べてみますね。

比べるところ正規輸入の中古車並行輸入車
ハンドル位置WL型は右ハンドル左ハンドルが中心
仕様の選択肢日本向けのグレードのみ米国仕様から選べる
整備・点検ジープ正規ディーラーで相談しやすい販売店・専門工場が中心
部品日本向けの流通がある取り寄せになることがある
売る時買取店の評価が付きやすい店によって評価が分かれることも

結論から言うと、日常の足として長く乗るなら正規輸入の中古車、仕様へのこだわりが強いなら並行輸入、という分け方がしやすいです。

『どっちも見てから決めたい』という方は、まず条件を入れて在庫を比べてみると、価格と仕様の差がつかみやすくなりますよ。

グランドチェロキー買いたいドットコム

グランドチェロキーの値段、先に相場を見ておく

今の車の買取相場と、グランドチェロキーの値引き・総額の目安を先に知っておくと、商談で迷いにくくなります。

無料今の車の買取相場を調べる

※相場は年式・走行距離・状態で変わります。

購入時にかかる諸費用は、グランドチェロキーの中古の乗り出し価格で確認できます。

並行輸入車を買う前のチェックリストの図解

よくある質問

グランドチェロキーの右ハンドルと左ハンドルはどう見分けますか?

WL型の日本仕様(L・2列・4xe)は右ハンドルです。左ハンドルなら並行輸入車の可能性が高いので、車検証の記載と販売店の説明で輸入経路を確かめてみてください。

V8のグランドチェロキーは並行輸入でしか買えませんか?

いいえ。WKやWK2の時代には、5.7L V8やSRT8などのV8搭載車が日本でも正規販売されていました。正規輸入の中古車として探すこともできます。

グランドチェロキーのV8の燃費はどれくらいですか?

V8の燃費は年式やエンジンで違うため、この記事では数値を出していません。参考として、WL型L(3.6L V6)のWLTCモード燃費は7.7km/Lです。V8はこれより燃料を使う前提で、維持費を見積もっておくと安心です。

並行輸入車でもジープ正規ディーラーで整備してもらえますか?

店舗によって対応が違います。購入前に、点検や修理を受けてもらえるかを近くのディーラーや販売店に聞いておくと安心です。

米国の新型グランドチェロキーは日本で発売されますか?

2026年10月時点で日本導入の公式発表はありません。並行輸入で米国仕様を買う方法はありますが、登録や整備の条件を販売店で確認してから検討してみてください。

並行輸入車は売る時に不利になりますか?

店によって評価が分かれることがあります。売却も見すえるなら、正規輸入の中古車の方が比べやすいです。

まとめ

この記事の要点
  • 並行輸入車は左ハンドルの米国仕様が中心で、日本に無い仕様を選べる
  • WL型の日本仕様は右ハンドル。日本での新車販売は2025年3月のFinal Editionで終了
  • V8はWK・WK2で正規販売されていたので、正規輸入の中古でも探せる
  • 米国新型は日本導入の公式発表なし。並行輸入なら登録と整備先の確認が先
  • 購入前に保証・部品・整備先をお店に確かめておく
グランドチェロキー買いたいドットコム

グランドチェロキー買いたいドットコム 編集部

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