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グランドチェロキーの中古を眺めていると、ときどき桁違いの迫力を持つSRT8やトラックホークが出てきますよね。『普通のグランドチェロキーと何がそんなに違うの?』と気になる方も多いはずです。
結論から言うと、SRT8とトラックホークは、ひとつ前の世代WK2(日本2011年3月発売)以前にだけある高性能版です。日本仕様の最終世代WL型には設定がなく、いまは中古で探すしかありません。
この記事を読むと、2台の違いと、買う前にかかるお金の目安がつかめます。
SRT8・トラックホークってどんな車?
SRT8はWKの6.1L V8とWK2の6.4L V8、トラックホークはWK2の6.2L V8スーパーチャージャー(710PS級と言われる)を積んだ高性能版です。WL型にはありません。
SRTは、ジープの親会社グループの高性能車部門の名前から来ています。グランドチェロキーでは、普通のグレードとは別枠の「速さに振ったモデル」という位置づけなんです。
世代ごとに整理するとこうなります。
| 世代 | 日本での時期 | 高性能版 | エンジン |
|---|---|---|---|
| WK(3代目) | 2005年7月〜 | SRT8 | 6.1L V8 |
| WK2(4代目) | 2011年3月〜 | SRT8(のちにSRT) | 6.4L V8 |
| WK2(4代目) | 後期 | トラックホーク | 6.2L V8スーパーチャージャー |
| WL(5代目・日本最終) | 2022年〜2025年3月 | 設定なし | 2.0Lターボ・4xe・3.6L V6 |

『SRTとSRT8は別の車?』と迷う方もいます。
WK2の途中から名前の付け方が変わった、と紹介されることが多く、中身はどちらも6.4L V8の系統です。どちらの表記かは年式によるので、車検証と販売店の説明で確かめておきましょう。
世代の見分け方はグランドチェロキーの歴代モデル一覧で見られます。
トラックホークとSRT8、何が違う?
いちばんの違いはエンジンです。SRT8は大排気量の自然吸気V8、トラックホークはそこにスーパーチャージャー(過給機)を組み合わせたV8なんです。
| 比べる点 | SRT8(WK2) | トラックホーク(WK2) |
|---|---|---|
| エンジン | 6.4L V8 自然吸気 | 6.2L V8スーパーチャージャー |
| 最高出力 | 年式で異なる(この記事では書かない) | 710PS級と言われる(媒体) |
| 自動車税(旧税率・6.0L超) | 年111,000円 | 年111,000円 |
| 中古での台数 | 少なめ | さらに少ない |
| 当時の新車価格 | 年式により異なる | 年式により異なる |
『ヘルキャット』という言葉で探している方もいますよね。トラックホークのエンジンは、同じグループのスポーツカーに積まれたヘルキャット系のスーパーチャージャー付きV8と紹介されることが多いんです。
ただ、細かな仕様は年式や仕向け地で違います。この記事ではSRT8の馬力や0-100km/h加速の数字は出しません。確かめられた数字だけで比べるためです。

普通のグランドチェロキーとはどれくらい違う?
比べる相手として分かりやすいのは、日本仕様の最終世代WL型です。
| モデル | エンジン | 最高出力 | 自動車税 |
|---|---|---|---|
| WL 2列 Limited | 2.0Lターボ | 272PS | 年36,000円(2019年10月以降登録) |
| WL L Limited | 3.6L V6 | 286PS | 年65,500円(2019年10月以降登録) |
| WK2 トラックホーク | 6.2L V8スーパーチャージャー | 710PS級と言われる | 年111,000円(旧税率) |
出力はWL型の2倍を大きく超えます。そのぶん税金も、2.0Lのグランドチェロキーの3倍ほどになるんです。
例えばこんな場面です。
「税金が高いのは分かったけど、燃費はどれくらい?」
「年式で違うので数字は出しませんが、3.6L V6のWL型LでもWLTC 7.7km/Lです。それよりずっと大きなV8なので、燃料代はかなりかさむと見ておきましょう」
トラックホークの燃費を気にする方は多いですが、確かな公式値を日本仕様で確認できませんでした。燃料代は「普通のグランドチェロキーより明らかに多い」という前提で予算を組むのが安心です。WL型の燃費はグランドチェロキーの実燃費で見られます。
中古で買う時にかかるお金
『車両価格さえ払えれば乗れる』と思いがちですよね。ただ、SRT系は維持のほうで差が出やすい車なんです。
初度登録から13年を超えたガソリン車は、自動車税が概ね15%重くなります。6.0L超の年111,000円が基準なら、目安で約12万7千円です。WK2の初期のSRT8は、2026年時点で13年を超える個体もあります。
毎年かかるお金を、確かめられる部分だけ並べてみますね。
| 項目 | SRT8・トラックホーク | 確かめ方 |
|---|---|---|
| 自動車税 | 年111,000円(13年超は約12万7千円が目安) | 車検証の初度登録年月 |
| 重量税 | 車両重量の区分で決まる | 車検証の車両重量 |
| 燃料代 | 3.6L V6より多い | 指定燃料は給油口の表示で確認 |
| タイヤ | 大径・高性能タイヤで高くなりやすい | 装着タイヤのサイズを見る |
| ブレーキ | 大型ブレーキで部品代が高くなりやすい | 点検記録簿の交換歴 |
タイヤやブレーキの金額は、サイズと銘柄で大きく変わるので、ここでは幅も出しません。見積もりは販売店や専門店で取ってみてください。
維持費の全体像はグランドチェロキーの維持費は年間いくら?で見比べられます。
中古のトラックホーク・SRT8を選ぶチェックポイント
『台数が少ないから、見つけたらすぐ買いたい』という気持ち、分かります。ただ、高性能車ほど前のオーナーの使い方で状態が大きく変わるんです。
- 車検証で初度登録年月と型式、排気量を確かめる
- 正規輸入か並行輸入かを店に聞く(保証や部品の手配が変わる)
- 点検記録簿でオイル・冷却系・ブレーキの整備履歴を見る
- 社外マフラーや吸気の改造があれば、車検に通るか確かめる
- 試乗でエンジン警告灯や異音、変速のショックがないかを見る
- タイヤの銘柄と残り溝、製造年を見る

実は、SRT系は改造されて売られていることも珍しくないんです。マフラーや足まわりが替わっていると、乗り心地や車検の扱いが変わります。
改造がある車は「純正部品が残っているか」も聞いておきましょう。売る時に純正へ戻せると、買い手を探しやすくなりますよ。
並行輸入車は左ハンドルの米国仕様が中心で、保証や部品の手配が正規輸入車と違います。くわしくはグランドチェロキーを並行輸入で買うを見てみてください。
走行距離と年式はどう見る?
『走行距離が少ない個体を選べば安心?』と思いますよね。
実は、SRT系は週末だけ乗られていた車も多く、年式のわりに距離が少ない個体がよくあります。ただ、長く止まっていた車はバッテリーやゴム部品が傷みやすいことも。
| 見る点 | 距離が少ない車 | 距離が多い車 |
|---|---|---|
| 良いところ | 足まわりやブレーキの減りが少なめ | 定期的に動かされていた |
| 気になるところ | 長く止まっていた可能性 | 消耗品の交換時期が近いことも |
| 確かめること | 点検記録簿の間隔 | 交換済みの部品の記録 |
距離の数字だけで決めず、点検記録簿で「どのくらいの間隔で整備されてきたか」を見るのがおすすめです。年式による違いや避けたい個体の考え方はグランドチェロキーの中古車の選び方でも見られます。
どこで探す?専門店と一般店の違い
SRT8やトラックホークは台数が少ないので、近くの店だけでは見つからないことも多いです。
| 探す場所 | 良いところ | 確かめたい点 |
|---|---|---|
| ジープ正規ディーラーの認定中古車 | 保証付き・内容は店舗で確認 | SRT系の在庫は少ない |
| アメ車専門店 | V8や改造車にくわしい | 保証の範囲と期間 |
| 一般の中古車店 | 価格が手ごろなことも | 整備の履歴がそろっているか |
アメ車専門店は、V8の整備に慣れた店が多いのが心強いところです。
一方で、保証の中身は店ごとにかなり違うので、書面で確かめておきましょう。店選びはグランドチェロキーはどこで買う?で比べています。
全国の在庫を「SRT8」「トラックホーク」で絞って、年式と走行距離、修復歴の有無を並べてみると、相場の幅がつかめます。
グランドチェロキー買いたいドットコム
グランドチェロキーの値段、先に相場を見ておく
今の車の買取相場と、グランドチェロキーの値引き・総額の目安を先に知っておくと、商談で迷いにくくなります。
無料今の車の買取相場を調べる※相場は年式・走行距離・状態で変わります。
SRT系を買うか迷った時の考え方
『速さは魅力だけど、維持できるかな…』と迷う方もいますよね。
ここが大事なところです。SRT系は「乗る楽しさにお金を払う車」なんです。毎日の足として燃費や税金を抑えたいなら、WL型の2.0Lターボや3.6L V6のほうが向いています。
- 大排気量V8の加速と音を楽しみたい
- 年111,000円以上の自動車税と燃料代を想定できる
- 整備に慣れた店が近くにある
- 毎日の通勤や送迎がメイン
- 維持費をなるべく抑えたい
- 3列シートが必要(WL型のLなら7人乗り)
『一度は乗ってみたい』という気持ちが強いなら、買う前に試乗して、家族や同乗者の感想も聞いてみてください。音や加速の感じ方は人それぞれなので、実際に乗ると「思っていたのと違う」に早めに気づけます。
当時の価格やグレード全体の違いは、グランドチェロキーのグレードの違いとグランドチェロキーの新車価格(当時)一覧で見られます。中古や在庫車を少しでも安く買う考え方はグランドチェロキーを安く買うにはにまとめています。
よくある質問
グランドチェロキー トラックホークのエンジンは?
WK2世代の6.2L V8スーパーチャージャーで、710PS級と言われます。同じグループのスポーツカーのヘルキャット系エンジンと紹介されることが多いです。
グランドチェロキーSRT8とトラックホークの違いは?
SRT8はWKの6.1L V8、WK2の6.4L V8の自然吸気、トラックホークは6.2L V8にスーパーチャージャーを組み合わせたモデルです。どちらもWL型には設定がありません。
トラックホークの燃費はどれくらいですか?
日本仕様の確かな公式値は確認できませんでした。WL型の3.6L V6でもWLTC 7.7km/Lなので、それより燃料代はかなり多いと考えて予算を組むのが安心です。
トラックホークの自動車税はいくらですか?
2019年9月以前登録の6.0L超の区分で年111,000円です。初度登録から13年を超えると概ね15%重くなり、目安で約12万7千円になります。
新車でトラックホークは買えますか?
日本ではグランドチェロキーの新車販売が2025年3月のFinal Editionで終わっており、WL型にトラックホークの設定もありません。中古か並行輸入で探すことになります。
まとめ
- SRT8とトラックホークはWK・WK2世代だけの高性能版で、WL型には設定がない
- SRT8は6.1L・6.4L V8、トラックホークは6.2L V8スーパーチャージャー(710PS級と言われる)
- 自動車税は旧税率で年111,000円、13年超は約12万7千円が目安
- 中古は初度登録年月、正規か並行か、整備記録と改造の有無を確かめる





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